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和みとは?

NAGOMI「和」― 日本の調和を感じる

なぜ NAGOMI が「和(わ)」を意味するのか: 「NAGOMI」という言葉は、日本語では「和」という漢字で書かれます。 この漢字には複数の読み方があり、その一つが「わ(Wa)」です。 同時に、「Wa(和)」は日本文化の中心的な概念でもあり、 調和、バランス、そして平和的な共生を表します。 つまり「NAGOMI」と言うとき、 そこには常に「和(Wa)」の精神―― 人と人、自然、そして心の内側の調和をつなぐ 日本的なハーモニーの意味が込められているのです。



● NAGOMI – WA(和):調和と静寂、そして互いを尊重して生きること 

NAGOMI(読み方:なごみ/表記:和〔わ〕)は、日本の基本的な文化概念のひとつです。 それは、調和、平和、内面の安らぎ、そして争いのない関わりを意味しています。

● 尊敬の心

相手の尊厳を認め、年齢や立場に関わらず感謝と敬意を持って接する――それが日本の尊敬の文化です。禅では「他者を敬う者は、自らの心も高める」と教えられています。

● 謙虚さ――静かな力

謙虚さは自分を小さく見せることではなく、世界を深く理解したいという穏やかな強さ。孔子も「自分が知ることと知らぬことを知ることが真の知恵」と説きました。

● 思いやりとおもてなし

思いやりは、言葉にする前に心で生まれる優しさ。日本の「おもてなし」は、人と人の間に静かで温かい関係をつくります。「慈悲は決して無駄にならない」とも言われます。

● 秩序と清浄

空間を整え、掃除することは心の浄化のひととき。禅では「心がそこにないなら、見ても本当には見えていない」と教えます。

● 控えめな美 ― 侘び寂び 

日本の美は控えめでありながら深く、静かでありながら存在感があります。「半開きの花を観よ」という禅の言葉のように、不完全さや余白の中に美を見出します。

● 感謝とつながり

「ありがとう」の言葉には日常の小さな奇跡が宿ります。老子は言いました。「足ることを知る者こそ、真に豊かである」。感謝は世界と静かにつながる道です。

● ことだま―言葉の魂 

日本では、すべての言葉に魂が宿ると考えられています。優しい言葉は癒し、強い言葉は傷を与える――書道では、筆を通してその本質が現れます。「美しい言葉は、美しい世界をつくる」

● 「和」は世界へ

和の精神は世界中で共鳴しています。スティーブ・ジョブズの禅に触発された創造性や、ティク・ナット・ハンのマインドフルネス、自然と向き合うアーティストたち――和の思想は国境を超え、人の心の中で生きる静かな調和の美です。


書家 祥子とは

経歴

私は4歳から書道を始め、学生時代に書道の師範を取得しました。 子どもの頃、カードや手紙に書いた私の文字がよく褒められ「あなたの字は本当に美しい」という、その温かい言葉が幼い私の心を深く動かし、自信を育ててくれました。

書道との関係

さまざまな趣味を嗜みましたが、時間を忘れて自分のリズムで何時間でも続けられたのは書道だけでした。 満足するまで書き続ける—— その静かで集中した瞬間は、私の心が安らぐとても大切な時間です。

海外生活での気づき

留学中、日本を愛する友人たちのグループに書道を伝える機会がありました。 書をプレゼントしたとき、彼らは心から喜んでくれ、その時、書は国境や言語を越えて、人の心にまっすぐ届くことができると気づいたのです。

書くことで、心を静める

書道は、美しい文字を書くための技だけではありません。筆を通して心の内側の言葉を書き出すことで、心が静まり、緊張や疲れがほどけていきます。 集中して向き合うその時間は、自分自身と出会い、心を整える大切なひとときです。 

スイスでの活動

現在は音楽と書道を合わせたパフォーマンス、ワークショップの開催、オーダーメイド作品の制作を行っています。 ひとつひとつの作品に丁寧さと誠実な思いを込め、受け取る方の心に「安らぎ」「力」「温かさ」が届くよう願っています。

私の願い

私の書の作品が人々の心をそっと優しく包み込みますように——

この願いは、私が筆を運ぶすべての瞬間に込められています。

グラフ 祥子


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